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相手を得させればWin-Win?日本人が陥りがちなWin-Winの勘違い

Win-Win
たかかず

幸せになるためにはWin-Winを追求しないといけない

このブログでは、自分が死を迎える時にいい人生だったと笑顔で亡くなるためにはどうすればいいかということをテーマにしています。この、いい人生を送るのに絶対に外してはいけないのがWin-Winの考え方です。

Win-Winとは、自分も相手もプラスになる関係ということです。

ビジネスにおいては世の中の役に立つことをして報酬をもらう、相手がお金を払ってでもやってほしい課題を解決してお金をもらう、相手が幸せになるものを売ってお金をもらうといったいわゆる真っ当な商売でなければ真の幸せを得ることはできません。

仮に、相手をだましてお金を得る、いわゆるWin-Loseの関係でお金を手に入れることができたとしても、だまされた側から逃げ回ったり、だまし続けるためにうそをついたりして何らかの無理が生じます。

そうして手に入れたお金で贅沢三昧ができたとして、誰からも称賛されず、やがて死を迎える時に素晴らしい人生だったと笑顔で死を迎えるのは相当に倫理感が欠けている人でなければ難しいと思いますし、世の中的には全くいい人生ではありません。

投資で一攫千金を得て贅沢三昧に暮らすのはいい人生か

では、投資で一攫千金を得るのはどうでしょうか。これは相手がいないのでWin-Winという関係ではありませんが、Win-Loseでもありません。誰にも迷惑をかけずに自分の力で得たお金で好きに暮らすという人生です。

私は、これも最後は笑顔で死を迎えられるかというと難しいのではないかと思います。これもやはり誰からも感謝されず、普通に暮らしていたらお金目当ての人は集まってくるでしょうが、なかなか人生の充実感を感じるのは難しいと思います。

その得たお金を使って事業を起こし、世の中の役に立つ仕事をするといった流れであればWin-Winの関係を生み出すことができて幸せになることができます。

Lose-WinをWin-Winと混同する人

日本人特有のWin-Winに対する勘違い

ここまでは、比較的容易に想像できるのですが、日本には「無償の愛」「見返りを求めない」といったものを美徳とする風潮があります。Win-Winの話をするとき、漠然とこういったものまでWin-Winだと思っている人がいます。

それはそれで確かに美徳ではあるのですが、例えば1万円の報酬をもらう価値のある仕事を無償でやってあげるというのを繰り返すとどうなるでしょうか。やってあげている人は困窮していき、生活が成り立たなくなってしまいます。

それだけではありません、同じ仕事をしている同業者は価格破壊によってその仕事をして生活することができなくなります。一見尊い行為に見える無償の奉仕はその業界全体を破壊し、自らも困窮させていきます。

この尊い迷惑行為は、Lose-Winの関係で、自分自身が負けて相手が勝っている状態です。これは見方を変えれば、報酬をもらう自信がないとも受け取れます。無償であれば、ほんの少しでも役に立つのなら感謝しない人はいません。しかし、報酬を1万円もらうなら1万円以上の価値がなければ感謝はされません。

自分がやっていることが本当に役に立つ行為なのか、相手はお金を払ってでも買いたいと思うものなのか、そういった不安はどんな物・サービスの販売についても常にあります。私も常に不安です。しかし、一旦価格は提示しなければなりません。それも自分がこの金額であればWinであるという金額である必要があります。

私は、Lose-WinはWin-Loseと同じぐらいよくない行為だと思っています。見返りを求めないことを相手に提供する時は、せめて労力ゼロもしくはほとんどこちらが困らないことに限るべきです。

とはいえ見返りを求めないことは重要

「見返りを求めない」ということ自体を否定しているのではありません。例えば、必ず見返りが来るとは限らない営業行為において、しつこく相手に食い下がるのは悪手だと思います。相手が本当に報酬を払いたいと思ったときだけ頼んでもらう、その紹介はするけど見返りは求めないというのが正しい営業行為だと考えます。

仕事をくれる可能性がある人に、見返りを求めず協力する、などは長期的な見返りは期待しているものの、見返りがなくてもOKという行為です。こういう姿勢は相手に余計なプレッシャーを与えず積極的に協力したいという気持ちを引き出すことができます。

見返りを求めない協力を行った際に、相手が求める一方で見返りが一向に期待できなかったら、協力を停止する権利はこちらにあります。こうして見返りを求めない行為に対する相手の反応をみることで付き合うべき人を選ぶというのは皆やっていることで、これは合理的な行動です。

こうして、自分が見返りを求めない協力を惜しまないと、お互いその瞬間には見返りを求めない人同士でコミュニティが出来上がっていきます。結局見返りを求めているわけですが、絶対に見返りがないと嫌という話ではなく、自分の周りにより良い世界を構築するためにはある程度見返りを求めない協力が必要です。

幸せとWin-Winの関係まとめ

まとめると、幸せになるために心掛けなければいけないのは以下の点です

  • Lose-WinでもWin-Loseでもなく、真のWin-Winを追求する
  • とはいえ、必ず見返りがないとやらないという頑なな姿勢はNG
  • 正当な報酬を受け取る勇気を持つ

大切なのは、自分も相手もメリットがあるというのを真剣に考えなければいけないという点です。自分へのメリットは金銭だけではありません。信頼を得る、評価を高めるといった無形のメリットについても十分考慮し、常にWin-Winを意識した行動を積み重ねることが重要です。

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ネフライト
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カバラ占術師
アンチスピリチュアル占い師。
占いで未来は予言できない。 パワーストーンはただの石。
セミナーを受けただけでは成功しない。鏡を買っただけでは美しさを手に入れられない。
受けたセミナーの内容を実践し、毎日鏡を眺め、自分を磨くから成功を美しさを手に入れられる。
占いはあなたの心の中の答えを顕在化するカウンセリング。
パワーストーンは心を映す鏡です。
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