果物だけでも生きていける?人類は果食動物。フルーツダイエットのススメ
私が最近やっているダイエット「フルーツダイエット」
体重が増えてきたなと思った時に、ダイエットするようにしています。大体数年に1回ぐらいの頻度で「あ、これはやばい太り過ぎている」と感じたらダイエットを開始します。
昔は抵糖質ダイエットでしたが、最近はもっぱらフルーツダイエットというフルーツはいくら食べてもOKというオリジナルのダイエットを行っています。
ちなみに、大前提としてダイエットに運動は不可欠です。ダイエットにおける運動は単純にカロリー消費をブーストするというだけではありません。精神が体をコントロールする訓練です。太るのは体の欲望に精神が負けてしまうというのも一因です。ダイエットするためには体の欲望を精神でコントロールする必要があります。
運動の話は今回の記事の内容から外れるので別の機会にしたいと思います。
フルーツダイエット基本ルール
フルーツダイエットの基本ルールは以下の通りです。
- フルーツはいくら食べてもいつ食べてもOK
- 飲み会等どうしても食事をとらなければいけないときは好きに食べる
- たまには鶏ささみのサラダなど食べてたんぱく質を補う
- 運動はできる限り毎日する
人はもともと果物を食べる動物だった
なぜ食べ物としてフルーツなのか。それは、人間が本来フルーツを食べる生き物だからです。なぜ人間がフルーツを食べる生き物だと思うのかですが、例えば以下のようなシチュエーションを想像してみてもらうとわかります。
・森を歩いていると木にリンゴがなっていて、それをもいで食べた
上記の描写に何か違和感を感じるでしょうか。「リンゴを食べたんだな」と思うだけです。では下記はどうでしょうか。
・その樹にトカゲが這っていたので捕まえて食べた
すごい違和感です。尋常じゃなく空腹の状況なのか、気が狂ってしまっている人なのか、もしくは人に化けた怪物かといったようなイメージです。トカゲが昆虫のような虫であっても同様の違和感です。これは、トカゲや昆虫が本来食べ物ではないというのを本能的に判断しているからです。
我々が穀物や肉を食べるのはあくまで調理後の状態に食欲を感じるのであって、牛をライオンのように背中からかぶりつきたいとか、稲穂を見てそれをそのまま口に入れたいとは思いません。これらは、火を操る力を手に入れてから後に食べることが可能になったと考えられます。
本来フルーツを食べる生き物であった人間にとって、穀物や肉は偏った栄養しか摂取できないため「バランスよく食べましょう」と言われます。しかし、自然界にバランスに気を付けて食べている動物はいません。その時その時で食べられるものを食べています。
フルーツはほぼ必要なすべての栄養を摂取することが可能です。しかし、タンパク質はかつてフルーツだけで生活していた時にいた腸内細菌の力で生成されていたようです。今はその腸内細菌がほとんどいないため別途摂取する必要があるようです。
ただ、それもフルーツだけで生活していれば復活するようで、現に10年以上もフルーツだけで生活している中野瑞樹氏という方が日本にいらっしゃいます。
フルーツダイエットのメリット
健康的
このように、フルーツダイエットは栄養面での偏りが生まれず、勝手にバランスよく食べている状況になるため健康的に痩せられるというのがメリットです。
また、人本来の食べ物であるため、消化もあっという間で、体が「あれ?今日の仕事もう終わり?」といった感じで、よくある昼食を食べた後猛烈に眠くなるといったようなこともありません。
フルーツばっかり食べていると糖尿病になると言われたことがありますが、それは肉食動物に「肉ばっかり食べていると体に悪い」と言っているぐらいナンセンスな指摘です。
糖尿病の原因は、生のフルーツから摂取できる糖ではなく、砂糖や加工された果糖で、生のフルーツから摂取される糖については血糖値の急上昇などもなく、糖尿病になることはありません。もしなったとしたら、砂糖の摂りすぎなど別の理由があるはずです。
量的な制限なし
実際に食べてみるとわかりますが、フルーツはそんなに量を食べることはできません。すぐおなか一杯になり、おなかがすくのも早いです。太るときに体につく贅肉は、基本的には脂肪と老廃物の混ざったもので、体が最優先の仕事である消化にリソースを割いた結果、処理しきれず残ったごみのようなものが体内に蓄積していった結果です。
フルーツはまず老廃物にあたるものが少なく、消化も瞬時にできるため、そういった処理能力を超えたゴミを体内に溜め込まないといけないという状況になりません。このため、いくら食べても食べ過ぎて太るということはありません。
ダイエットでは食べたいけど食べられないというのが一番つらいところですが、好きなだけおなかいっぱい食べて大丈夫です。これが私がこのダイエット法をお勧めしたい一番の理由です。
日常生活に制限なし
普段家で食べている食事をフルーツに置き換えるだけで、外食や飲み会など行きたければ行って大丈夫です。とにかく、変えられる食事をすべてフルーツに変えるというだけです。なので、ダイエットに係るストレスは普通にダイエットするよりもはるかに少ないです。
フルーツダイエットのデメリット
費用がかかる
このダイエット法を聞いてまず頭に浮かんだのがこれではないでしょうか。私がこのダイエット法を人に語るとまずこのお金がかかりすぎて無理というので否定されます。
確かに、おっしゃる通りです。私も毎食外食しているぐらいの金額がかかっているためこの点については否定できません。
頑張って反論するとすれば、このダイエット法は非常に健康的なため病気になるリスクを減らすことができます。もし無理なダイエットがたたって病院送りになったら、失うものも大きいです。
また、量的制限が無いため、長く続けられますしストレスも比較的少ないです。ストレスでリバウンドしてしまったり、目的を達成できないという状況を考えると費用には目をつぶっても得られるものは大きいと思います。
ただ、実際お金はかかります。
最後に
このダイエット法は金銭面以外は非常に理想的なダイエット法だと思っています。金銭面も、高額なダイエットプログラムにお金を払うよりは安いと思います。もちろんその分自己管理が必要になりますが、フルーツに限れば量的な制限もなく、飲み会も行きたければ好きに行っていいので、比較的楽に管理できるのではないでしょうか。
やがてくる死を笑顔で迎えるために、ギリギリまで健康で生きていきたいものです。